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多様な価値観を受け入れ、
優しい社会の実現のため奔走する優しい会社。

株式会社リファイン大分

ホテルや旅館に泊まった時に感動する『まっさらで気持ちのよいシーツ』。
そのシーツは一般的には『リネンサプライ業』と呼ばれる業者さんが用意している。あまり聞き慣れない言葉だが、簡単に言うとクリーニング屋さんである。
大分県豊後大野市に本社工場を構える株式会社リファイン大分もリネンサプライ業の会社だ。
最初は布団洗い屋から始めて、途中まさかの事務所と工場が全焼。そこから一年足らずで意地の再起。
そして障がいを持つ方が生き生きとした顔で働く工場など、ドラマチックさを感じずにはいられない会社の素顔に迫るため、代表取締役社長の宮迫 賢太郎さんにお話を聞いてきた。

観光都市・大分にとってはとても大事な仕事。

リネンサプライ業とはホテルや病院、介護施設をお客様とする仕事で、寝具のレンタルをする仕事です。弊社の場合ではホテルを得意としており、シーツやタオルや浴衣などをレンタルしています。
シーツや枕カバーやタオルなどは汎用品を使用してもらうようにし、一気に回収して一気に作り上げ配布するという形にすることで、旅館やホテルにお安くレンタルできるというシステムになっています。
とても珍しい仕事ですが、大分や観光都市にとってはとても大事な仕事です。
クリーニング業というのは原価がわかりにくい仕事で、どこまでも値下げができるため値下げ合戦になってしまい、生き残った業者が少なくなってしまい、現在では大分に4・5社程しか残っていません。本当に最低限の業者だけが残ってしまった感じです。

意識せずとも今まで一度はお世話になってるのでは?

最初は布団洗い屋から。

柔らかい物腰で語ってくださる宮迫さん

最初は布団洗い屋から始めて、1年程でリネンサプライという仕事を始めました。今でも布団洗いは大事な収益にはなっているのですが、なぜ布団洗い屋から始めたかと言うと、平たく言うと父がクリーニング屋上がりでした。
独立した際に、同じ仕事をするわけにはいかないと思いましたが、自分もクリーニング屋上がりだったので何をクリーニングしようかと考えた時に、靴のクリーニングやふとんのクリーニングをする機械が出始めました。
全国各地にクリーニング屋があった中で、父が「靴よりもふとんの方がこれからのニーズにマッチしているだろう」と、靴はこれから洗えていくようになるかもしれないけど、ふとんはどう考えても洗えるようにはならないだろうということで布団洗い屋を選びました。

事務所と工場が全焼。1年足らずで意地の再起。

絶望的な状況からの再起。まさに意地を感じます。

事務所と工場が全焼してしまったときは本当に大変でした。
まずお客様に迷惑をかけられないところがあったので、当初は父が社長だったんですが外注先を必死に探しました。運営できないホテルが出てくることだけは絶対に避けなければいけなかった。
それは父の人脈のおかげですぐ見つかりましたが、次にやらなきゃいけないことは社員の生活です。パートは障がい者の方が多いので、近くのリネン屋さんに働きに行かせてもらったりするなどで仕事の確保をしました。
私自身は正直再建できないだろうと思っていたのですが、父がどうしても再建させるということで1年足らずで新工場が立ち上がりました。

福祉や障がい者支援などに力を入れる理由。

元々業界が昔から障がい者雇用が盛んで、仕事内容を見ていただいたらわかると思うのですが、知的障害の方や自閉症という障害を持った人にとても適した仕事が多いんです。
淡々と行ったり、ずっと同じ作業をするなど、我々だと飽きてしまう作業を彼らは飽きずにできる仕事が多いです。
昔から同業者でも障がい者雇用をやっていましたが、弊社の場合はそれが業界の良さでもあり、業界に携わる私たちにおいても特徴だと思い、障がい者の人を雇用することで喜んでもらえたり褒めてもらうことが多いのでどんどん取り組んでいます。

障がい者雇用が盛んなことはリネン業界の良い所。

感謝する気持ちを一番大切に。

私が、一番大切にしていることは感謝する気持ちです。そういう気持ちを持ってる人に働いてほしいですし、能力的にはそんなに難しい仕事はありませんが、やはり人間性は一番重視したいです。
特に障がい者雇用をしているので、障がい者の人に対して偏見を持っている人はまず無理ですし、思いやりがあって感謝できる人じゃないと、中々障がい者の人たちと一緒に仕事はできないのではないかなと思います。
また、工場内で働いている人は年配の人が多いです。主婦と言っても子どもが育ち上がっている主婦が多いので、50代〜60代の人が多いです。ロイヤルウォッシュは20代の人が多いですし、発達障害と言われる障害であったり精神障害の人もいますが、そういった人は比較的若い人が多いです。

感謝する気持ちを持った人と一緒に働きたい。

居ないと困る存在。

障がい者雇用は別に特別なことじゃないと思います。
当たり前のように私が入社した頃からいるので、大変だなと思うこともなく助かるなと思うことの方が多いですね。居ないと困る存在です。
裏切らないというところも一つ安心できるところですね。環境の変化に弱いので、居心地が悪くなければそこに居続けた方が彼らも環境の変化を受けなくていいので、長いことやっていれば一つの作業も普通にできるようになりますし、そうすると居ないと困る存在になります。
障がい者雇用して困ったことや大変だと思ったことは本当にないですね。

障がい者雇用は特別じゃない。彼らは重要な戦力。

目標は『優しい社会の実現』。

経営理念は「会社に関わる全ての人々の幸福を追求すると同時に、多様な価値観を受け入れ、快適な社会づくりに貢献する」です。
「会社に関わる全ての人々の幸福を追求する」というのは、何か会社としていい影響を及ぼせたら、幸せや幸福なんて人によって違うので、それを実現するなんておこがましいことは思っていないですが、弊社があることによって関わっている人たちが少しでも良い方向に進んでいけるような会社になったら良いなと、そのための動きをどんどんしていきたいというのが目標です。
『多様な価値観』というのは二つの意味がありまして、一つは障がい者のことを意味し、それはハンディキャップと捉えがちですがそれを個性として捉えたいなと。そしてそれを出来る会社になって私たちが一つのモデルケースになればもっとより良い社会になれば、格好つけた言い方をすれば『もっと優しい社会になればいいな』と考えています。
もう一つの意味は、時流の早い社会の中では多様な価値観を受け入れて軽いフットワークで変わっていき、会社としても生き残って、快適な住空間や快適な寝具の提供ということで社会に貢献していきましょうという意味です。
なので目標は?と聞かれたら経営理念の実現が目標になります。

地元豊後大野市に貢献したい。

今後の展望としては、豊後大野市というのは人口も減ってきていて高齢化もしているのですが、新卒採用出来る会社になりたいなと考えています。そうすることで地域に貢献できるのではと。
若い人が豊後大野市に帰ってきたいけど仕事がないというのは起こっていると思うんです。本当は戻ってきたいのに戻れない。そういった時に『いやいや、リファイン大分があるよ、あそこは新卒採用してるよ。』というような会社になれるようにしていきたいです。
そのために何が必要かということは常に考えています。

若い人が地元へ戻ってくる受け皿になりたい。

Editor’s Impression!

爽やかな宮迫社長と対象的な蒸し暑い工場内(笑)。
でもそこで働く人の顔は凛々しく、とても素敵な汗を流していました。
工場内の機械も普段は見ることのできない、男子なら絶対好きな感じで沢山お話を聞いてしまいました(汗)。
優しい社会の実現を目指す優しい会社。インタビューを通して私たちも多くのことを学べ、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもリファイン大分の皆さまの素敵な汗、応援します!

取材:クドウノブアキ・井伊宏章・長谷川健治 
撮影:木本ケンタロウ 
文:梶原勇吾(2016/09/17)

COMPANY PROFILE

ロイヤルクリーナー株式会社リファイン大分
ロイヤルクリーナー株式会社リファイン大分

代表取締役
宮迫 賢太郎
所在地
大分県豊後大野市犬飼町下津尾10
事業内容
ふとん丸洗い
貸布団・貸座布団
リネンサプライ(ホテル・病院・老人施設・福祉施設)
保育園用おひるね布団リース
寝具類販売
在宅支援寝具丸洗い
創業
30年
設立
昭和61年2月28日
電話
097-579-7455
URL
http://refineooita.com